東芝製ノート PC の Satellite J80 (ACPI BIOS 1.20) を中古で購入。
実はシリアル/パラレルポートを搭載した Windows XP 搭載のノート PC が必要で、極端に古いものだと故障が心配なので、なるべく新しいものを探したところ Satellite の J シリーズ購入に至った。
実は PC のパラレルポートと接続して使用する ROM ライターを使用するのが大きな目的。
最近はパラレル(プリンター)ポートを実装したノート PC は皆無に等しい...
# まだまだこういったレガシーなデバイスを使用している人もいるんですYO.
早速パラレルポートに ROM ライターを接続して使用しようとするが、ROM ライター用のアプリケーションがパラレルポートを認識していない。これは想定の範囲内。
Windows のデバイスマネージャーで確認すると "LPT1(ECP)" は正常動作...となっている。
そこで BIOS 画面を起動して "Parallel Port Mode" を "ECP" から "Std. Bi-Direct." に変更して起動する。
自信を持って ROM ライター用のアプリケーションを起動すると、やはりパラレルポートを認識していない。(汗)
再び BIOS 画面を確認すると、先の "Parallel Port Mode" とは別に "Parallel" 項目があり、それが "Not Used" に設定されているではないか。
"Not Used" でもデバイスマネージャーでは認識してるのにな...と思いながらも深く考えずに "LPT1(378H/IRQ7)" に変更。
今度こそ自信を持って ROM ライター用のアプリケーションを起動し、接続ポートを LPT1 に設定して正常動作を確認。
めでたし、めでたし。
ががが、別の日に ROM ライター用のアプリケーションがパラレルポートを認識していないではないか!
BIOS 画面を確認すると、またまた "Parallel" が "Not Used" になっている!!
何度か設定変更、再起動、電源 OFF → ON を繰り返して確認したところ、電源を OFF → ON すると "Parallel" の設定が "Not Used" になってしまう。困ったもんだ。
BIOS のバグか?
それにしても毎回起動時に BIOS 設定するってのもいただけない。アップデートモジュールとかないのか?...
悩みながら BIOS 画面を見ていると、"Device Config." という項目があり "Setup by OS." と設定されている。選択肢は "Setup by OS." と "All Devices" である。
何となく怪しい。
いろいろと調べてみると次のような解説を見つけた。
【Device Config.】ブート時にBIOS が初期化するデバイスを指定します。
Setup by OS(標準値) |
OS をロードするのに必要なデバイスのみ初期化する。 |
All Devices |
すべてのデバイスを初期化する |
ふむふむ、やはり怪しい感じ。。
ということで、試しに "All Devices" に設定して再起動、電源 OFF → ON を繰り返してみたところドンピシャ。
"Parallel" の設定が "Not Used" に書き換わることはなくなりました!
Device Config. の設定により意図せず戻ってしまう設定が "Parallel" だけなのか、他にもあるのかまでは確かめていないので、もし設定が戻ってしまうという場合は確認してみてください。